爽やかな空へのあこがれ。

僕は流行りのものが苦手だ。

何かを購入するときは特に。

 

なんというか、自分の意志を反映しにくいというか、”流行り”のものを購入するときは能動的ではなく受動的に選んでしまっている気がしてしまうのだ。

 

僕の好きな腕時計の世界にもやはり流行りはある。

ブランド、サイズ、カラー、ジャンル、etc...

 

その中でも今回話したいのは文字盤のカラーだ。

 

腕時計においてオーソドックスな文字盤のカラーは、ホワイト、ブラック、シルバー、シャンパンゴールドなど、モノトーンのものが多い。

逆にモノトーンではないオーソドックスなカラーは、深めのブルーくらいで最近になってそこにグリーンが加わろうかとしている。

 

 

僕が唯一持っているモノトーン以外の文字盤。分かりずらいがブルー文字盤である。

 

そんな文字盤のカラーにおいて昨今では”アイスブルー”というカラーが流行っている。

有名なものでいえばコスモグラデイトナのアイスブルー文字盤などが挙げられる。

 

コスモグラフ デイトナ[116506A] Cosmograph Daytona | ロレックス メンズ 新品 時計

より

 

昨今ではどのメーカーの時計にも一本はこのアイスブルー文字盤がラインナップされているといっても過言ではないくらい、新作登場時にはおなじみのカラーとなっている。

 

そのくらい定着しているし、聞いた話によると人気もすごいらしい。

今まではあまり注目されていなかったモデルでさえ、アイスブルーがラインナップに加わると問い合わせが殺到するらしいのだ。

 

 

そのため新色にアイスブルーが加わると、天邪鬼な僕は「あー、はいはい、またアイスブルーね」「アイスブルーだから人気なんだろうなあ」という偏見をしてしまう。

 

この考え自体がそのモデルに対する冒涜に近いのかもしれないが、やはり僕はそういう目で見てしまう。

そんなこともあり僕はアイスブルーの文字盤がはっきり言って嫌いだ。

 

 

しかし

 

 

そんな僕でも気になって仕方がないアイスブルー文字盤の時計がある。

 

それは「BR 05 GMT スカイブルー」である

https://www.bellross.com/ja/our-watches/our-watches-urban/our-watches-urban-br-05-gmt/br-05-gmt-sky-blue-STEEL より

 

なんて爽やかでこの時計にマッチした色なんだ...

 

これが僕がこのモデルを初めて見たときの率直な感想だ。

 

 

先ほど述べた偏見のせいで色眼鏡をかけてしまい、トータル的なデザインを考えないでスルーしてしまうようになってた。

 

しかしこのモデルに限ってはまず最初にデザインにくぎづけになった。

初めて見たのはインスタでの広告だったか、僕はしばらくの間何も考えずに見ていたと思う。(今考えると完全に惚れ込んでしまっていた)

 

都会的なデザインのBR05にGMTというビジネスマン的な機能。いかにもアーバンウォッチである。そこに都会の青空のようなカラー。

 

 

都会のオフィス街に立ち並ぶ高層ビルたちが、目いっぱい青空をガラスに写しこんでいる...そんなカラーだと思った。

 

夏の田園地帯の青々としたどこか懐かしくも感じるような青とはまた違う、都会的で、旅行に持っていきたくなる、無機質で爽やかな青が僕の目には魅力的に映っているのだ。

 

 

もしかすると、今僕のなかでビル風のような力強い風が僕の偏見を吹き飛ばそうとしているのかもしれない。

 

El Primero

 

 

脳内の整理兼、この電子世界のどこかにいるかもしれない自分と同族の人に向けて自分の考えや、生活などを書き綴ろうと思う。

 

この記事のタイトルを見てピンときた方は間違いなく時計好きであろう。

 

”El Primero” 

 

人工言語であるエスペラント語で「第一の」や「頂点の」という意味である。

 

 

僕は腕時計が好きだ。

好きになったきっかけは大学を卒業し、就職祝いということで父からTISSOTのPRXを貰い、最初は半ば義務的に着用していたが(自動巻き時計なので)、気がつけば自分で貯金をし、TAG HEUERのFormula1を購入していた。

 

 

それから1年もたたないうちに、ローンを組み、未来の自分に責任転嫁し、気づけば腕時計は6本にまで増えていた。

 

 

その中でも特に気に入っている時計のうちの一つにZENITHのCHRONOMASTER REVIVALという時計がある。

 

この時計のムーブメントの名前こそ、冒頭で紹介したEl Primero”なのである

1969年当時、世界初の自動巻きクロノグラフであったことからこのような名前が付けられたのだろう。

このブログの最初の記事のタイトルを考えたときに、これほど自分にピッタリなタイトルはないと思った。

 

この時計、そしてムーブメントには他にも魅力的なエピソードがあるが、きちんと文をしたためた経験がほとんどないため流石に疲れた。

 

今回はここまで。次の機会でまたいろいろ語ろうと思う。